2024年2月6日、和歌山県新宮市にある世界遺産の神倉神社で4年ぶりに行われた「御燈祭(おとうまつり)」で、市議会議員がたいまつで男性を殴打する事件があったという、衝撃的なニュースが飛び込んできました。
市議会議員とは誰で、どのような経緯があってこのような行動に出てしまったのでしょうか。
また、伝統ある御燈祭(おとうまつり)とはどのようなお祭りなのか、調査してみました。
【動画】たいまつで殴打した市議会議員は誰?
【独自】市議会議員がたいまつで殴打 伝統“火祭り”が騒然…何が 直撃取材に「深く反省」 #FNNプライムオンライン https://t.co/i0tcksFut2
— FNNプライムオンライン (@FNN_News) February 21, 2024
この映像は2月6日、和歌山・新宮市で行われた火祭りの参加者が撮影したもので、「イット!」に寄せられた情報提供により明らかになったそうです。
まずは何があったのか、経緯をご説明します。
たいまつを振り下ろした経緯
激しく炎を上げる大たいまつを手に、祭りの参加者をかき分けて参道を降りてくる男性。
真っ赤な鳥居が見えてきた時、 燃え盛るたいまつを振り上げた男性が、たいまつを何度もたたきつけ、周囲に無数の火の粉が飛び散ります。
たいまつを振り下ろした先には、倒れ込んだ人の姿があることが分かります。
まさかの事態に、祭りの参加者であふれ返っていた境内は騒然としたようです。
大たいまつを運ぶ役目のさなかに祭りの参加者を殴打したのは、市議会議員の男性との情報です。
市議会議員の男性が大たいまつを持ち歩き出すと、周囲にいた上がり子たち数人が、手にしていたたいまつで男性らをたたいて妨害。
何度も妨害や暴行を受ける中で今回の件が発生したそうです。
過去5回ほど参加しているという上がり子の1人は、「4年ぶりに行われたということで、結構ヤジも多かった」と話しているそう。
それにしても、命に関わりかねない叩き方で、恐怖を感じますよね。
たいまつで殴打した市議会議員の男性は誰なのでしょうか。
市議会議員の名前や年齢
現在のところ、市議会議員の男性ということ以外明らかになっていません。
男性は、
「お祭りを進行していく中で気持ちが高ぶってしまい、お祭り用のたいまつでたたいてしまった。深く反省している」
と、自らが殴打した事実を認め、謝罪しています。
新宮市の市議会は「15名」で構成。
さらに報道では「男性」としていたことから、3名の女性議員を除くと「12名」まで絞ることができました。
男性議員12名の名簿がこちらです↓
- 大西 強(おおにし つよし)
- 大坂 一彦(おおさか かずひこ)
- 湊川 大介(みなとがわ だいすけ)
- 大石 元則(おおいし もとのり)
- 月輪 匡克(つきのわ まさかつ)
- 福田 讓(ふくだ ゆずる)
- 東原 伸也(ひがしはら しんや)
- 百村 匡洋(ひゃくむら まさひろ)
- 吉良 康利(きら やすとし)
- 中山 忠吏(なかやま ただし)
- 榎本 鉄也(えのもと てつや)
- 三栗 章史(みくり しょうじ)
しかし、その12名の男性市議の中で今回の事態を引き起こした人物を特定することは困難かと思われます。
また、報道では「市議会議員」という表現になっていますが、新宮市市議会議員であるかどうかは判明しておりません。
こちらは情報が入り次第追記していきます!
和歌山県新宮市の御燈祭(おとうまつり)の伝統行事がヤバい!
新宮市にある世界遺産の神倉神社で行われる1400年前から伝わるとされる歴史ある「御燈祭(おとうまつり)」。
“上がり子”と呼ばれる、白装束に身を包んだおよそ1,500人が集まり、身体健康や金運開花などの願いが書かれたたいまつに火を灯します。
そして、門が開かれると、男性たちが538段の石段を一気に駆け下りるのです。
「南紀・熊野お祭りガイド」で掲載されている御燈祭(おとうまつり)の内容はここまで。
妨害行為やたいまつで人を叩くといった内容は書かれていません。
しかし、地元住民の話によると、「こういう行為は例年通り」と話している方も多いようです。
そうだとしたら、今の時代には合っていないのでは・・・。
ちなみに、かつては俳優の原田芳雄さんが新宮市出身の芥川賞作家・中上健次さんとの親交もあり、毎年のように登られていたのだそう。
また、映画化もされ、菅田将暉さん・小松奈々さんが主演を務めた「溺れるナイフ」で出てくる火祭りのモデルになっているそうですよ!
映画では「喧嘩火付け祭り」となっていますが、お燈まつりでは喧嘩をすることはもちろんご法度となっているとのこと!
ネットの声
議員がたいまつで殴る…
— ナース美奈子 (@nurse_minako) February 21, 2024
議員もたいまつで叩かれてるような..
伝統の祭りなんですね。。。😓
4年ぶりと言う意味がわかる様な気がします、 議員の殴打も尋常ではないが、 妨害行為もちょっと常軌を逸しているように見えます、複数で1人を殴打している様に見えます、
もともとその様な祭りなのか? そうで無いのならば、かなり悪質な行為です、 とても神を讃える祭りでの行為とは思えません。
ヤフコメ
祭りって古き良き文化だけど、昔の人達が考えたよく分からないやり方も多いんだよね。
それがそのまま残ってる。ほとんど人が作ったもので神様があれこれ言った訳でもないんだし、伝統って言えば聞こえはいいけどその当時の文化的背景があってこそだから見直しは必要だと感じる。
ヤフコメ
祭りという名の下に、、、 命に係わるような危険な行為が平然と行われています。
きっと、気が高ぶってくると、一線を越える人も出てきてしまうのでは?
何も、この祭りに限ったことではないような気もします。 伝統も大事ですが、全国の祭りについて安全面の再検証が急務だと思います。
地元民ですが、ものすごく立派な祭りです。
今年は参加できませんでしたが、上がり子として何度も参加したことがあります。
しかし、上がり子のマナーが悪いのは今に始まったものではありません。
由緒ある地での伝統ある祭りが、酒に酔って気分高まって自分に酔う人によって残念な気持ちになってしまう部分があるのも事実です。実際、怪我人も多数出ています。
やはり、「時代に合わせた見直しが必要だ」という意見が多く寄せられていました。
祭りを執り行う熊野速玉神社は、
「祭りとしては千何百年続いているもの。モラルを守り、誇りを持ってもらってお祭りに取り組んでほしい」
とコメントしているそうです。
まとめ:【動画】たいまつで殴打した市議会議員は誰?御燈祭(おとうまつり)の伝統行事がヤバい!
今回は、2024年2月6日に行われた和歌山県新宮市の御燈祭で、たいまつで殴打したという市議会議員について調査しました。
名前や年齢など公表されていないため分かりませんでしたが、伝統行事を存続させるためにも、危険の伴う行為などは見直しが必要かもしれませんね!
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